2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

ETFのタコ足分配はありなのか、分配金自動再投資の仕組みは? | 日興アセットのETF勉強会

CATEGORYETFの仕組み
東京ミッドタウン
Tokyo Midtown Park / shibuya246


上場MSCIコクサイ株(1680)、上場MSCIエマージング株(1681)について |  日興アセットETF勉強会 の続きです。
ETFの分配金やETFの設定、運用についてのお話しを以下にまとめます。



ETFの分配金

ETFの分配には支払いコストがかかる

日興アセットマネジメントの分配型ETFは、 上場インデックスファンド海外債券(Citigroup WGBI)毎月分配型(1677) は毎月分配、他は隔月分配。

分配に支払いコストがかかり、結構な分を日興アセットが負担している。
上場外債(1677)は最低購入金額が約40万円のため、小口購入要望があるが、ますます日興アセットの負担が大きくなるので小口化は難しい。



ETFはタコ足分配は法制上可能か?

ETFはタコ足分配は可能。ただ、タコ足にならないように分配準備金の範囲で、分配金を出すようにしている。

関連記事

 [2012.10.23追記]
 上場外債ETF(1677)の毎月分配金が一定額である理由




ETFは投資家にとって有利なツール

ETFは組入銘柄や価格について立場の違う人たちが常に監視しており、透明性が高く安心して投資できるツール(今井さん)

ETFは運用コストが安い

ETF設定は投資信託の設定より手間がかかり大変だが、設定後のETF運用は手間が少なく低コストで運用できる。
(ETFは目論見書を印刷する必要がないなど規約上有利)




その他質疑応答


米国のようにDRIP(分配金再投資)があると、自動で分配金が再投資できることで投資信託同様に手間がかからなくなるが、日本でのDRIP導入可能性は?

仕組み導入のためのコストがかなりかかるので難しい(東京証券取引所)

(*)DRIP (Dividend Reinvestment Plan)



日興アセットマネジメントさんの新規設定ETFの予定は?日本債券ETFや、上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本(1554) よりもさらに投資対象に小型株も含むバンガード トータル ワールド ストック ETF (VT)と同様のETFが設定されるとうれしい。

新規設定ETFは準備中。また上記の要望もわかっているが、設定上難しい点がある。




おわりに

日興アセットマネジメントさんのETF勉強会で、いろいろな疑問が解消してすっきりしました。
要望もお伝えできて満足でした。

次回勉強会があればまたぜひ参加し、ブログにて報告します。


関連記事

 [2013.03.23追記] 再度、日興アセットマネジメントさんでのETF勉強会にてお話を伺いました。
 上場日経225(ミニ)を現金設定型にした理由 日興アセット勉強会

 [2014.02.13追記]
 日本債券ETFが上場していない理由を日興アセット今井さんにお聞きしました

 [2014.05.22追記]
 日本を含む世界株式、債券指数ETFの組成は可能か? | 東証ETF・ETN意見交換会
関連記事

COMMENTS

0Comments

There are no comments yet.