2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

ウォール街があなたに知られたくないこと(その2)

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ウォール街
Wall Street / othermore (other)


先日の記事 ウォール街があなたに知られたくないこと(その1)の続きです。


ウォール街があなたに知られたくないこと

第6章
小型株・バリュー株への資産配分を増やすことにより、リスクも増すが、期待リターンも高くなる。
(小型株・バリュー株効果)
小型株効果を享受するためには、個別株でなく、小型株すべてを保有するファンドへ投資する必要がある。

第7章
投資期間が長くなるほど期待する結果が起きる可能性が高まる。
強気相場の後には弱気相場が続く(逆もまた同様)

第8章
信託報酬よりも税金の方が最も経費として影響を与える。そのため、アクティブファンドよりも資金回転率の低いインデックスファンドへ投資することで、税引き後の実質リターンを極大化できる。

第9章
投資家の大多数は、自分は平均値を上回ることができると思っており、アクティブファンドを買わないと平均以上のリターンを得るチャンスを失うと感じる。
インデックスファンドは平均しか得ることができないが、アクティブファンドは平均以下しかリターンが得られないことを理解すべき。
よって、インデックスファンドへの投資は退屈であるが勝てる戦略である。

第10章
インデックスファンドやETFを使い株式、債券、不動産などに対し、世界的に広く分散されたポートフォリオを作るべきである。リバランスも定期的に行うべき。
株式比率は個人の取れるリスク許容度によって異なる。
ポートフォリオのリターンは、ほとんどタイミングでなく配分によって決まる。



よりリスクを取れる投資家へは小型株・バリュー株への投資を薦めていますが、5月のエントリー 小型株インデックスのように日本だとなかなか適切な投資先がないのが現状です。
全体的に、豊富なデータをもとにインデックス投資の優位性について一貫した主張をしている本です。分量が多いですが読む機会がありましたらご一読をお勧めします。

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