2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

韓国と台湾が新興国市場に据え置き | 先進国株式インデックス国別構成比(2012年5月)

CATEGORY先進国株式
韓国
South Korea / elTrekero


MSCIが韓国と台湾を新興国市場に据え置き、先進国市場への格上げを見送りました。


韓国と台湾を新興国市場で維持

 ロイター記事 MSCI、韓国と台湾を「新興国市場」で維持

MSCIは20日、韓国と台湾の市場分類を「新興国市場」で維持した。「先進国市場」への格上げは見送った。
カタールとアラブ首長国連邦(UAE)についても「フロンティア市場」で維持した。

MSCIはまた、ギリシャの株式指数について、「先進国市場」の規模に関する基準に合致しておらず、「新興国市場」に格下げする可能性があるとした。
MSCIは、同国に関して一般の意見を募るプロセスを開始する可能性もあり、ギリシャがユーロ圏を離脱し、資本規制などが導入された場合、「スタンドアロン市場」への格下げ方向に進む可能性がある。




MSCI-KOKUSAIインデックス国別構成比(2012年5月10日時点)

結果的に、先進国株式インデックス(MSCI-KOKUSAIインデックス)の構成国に変化はありません。

2012年5月時点の国別構成比率を確認します。
(by SMTグローバル株式インデックス・オープン 運用報告書 (PDF))


MSCI-KOKUSAIインデックス国別構成比(2012年5月10日時点)




ギリシャの格下げの危機

韓国と台湾は6月が来ると、先進国株式への格上げ可能性が取り上げられますが今年も変化はありませんでした。
それよりも、ギリシャの先進国株式から新興国株式への格下げの可能性どころか、スタンドアロンとなる可能性があります。

個人的には、韓国の新興国株式市場への据え置きは妥当と考えています。

ギリシャはもう先進国株式インデックスに占める比率が0.1%未満なので、ほとんど影響がなくなっています。
新興国株式市場に入ってきても迷惑なので、そのままスタンドアローンとなってほしいところです。




おわりに

指数(インデックス)は、時間と共に自動的に変化するところが面白いところです。

インデックス投資の主力資産クラスである先進国株式インデックス(MSCI-KOKUSAIインデックス)の構成比率の変化については今後も継続して確認していきます。


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 先進国株式インデックス 国別構成比(2010年12月末)
 新興国株式を組み入れる意味 | 新興国株式インデックス国別構成比(2011年12月末)

 [2012.06.23追記]
 フロンティアマーケットインデックス構成国比率(2011年12月末)

 [2013.06.23追記]
 2013年11月にギリシャがMSCI-KOKUSAIインデックスから抜けます。
 MSCIが指数構成国変更へ 11月以降の各指数の構成国まとめ 

 [2013.06.24追記]
 先進国株式(MSCI-KOKUSAIインデックス)国別構成比(13年5月)

 [2014.03.20追記]
 先進国株式インデックス 国別構成比率の確認(2014年1月)

 [2014.09.20追記]
 MSCI-KOKUSAIインデックス 国別構成比率 (2014年8月)
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COMMENTS

2Comments

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タカちゃん

結構ROEベースでは高い

PIIGSの国の比率は低いですね。
ROEの高い米国、英国の2つだけで約70%を占めていますから、基本的には先進国株式インデックスは無難な選択肢ですね。
加重平均ROEで考えても平均的には10%を超えている筈なので、長期金利差を考えても安心感があります。
最近は日本株式市場の低迷(下落)が問題になっていますが、その為かROEが益々注目されていきそうです。

kenz

>タカちゃんさん
ROEはある程度高い方がたしかに望ましいですね。
ただ国レベルではなかなか判断は難しいです。
私としては時価総額比で概ね幅広く網羅してくれる指数であればOKと考えています。
PIIGSは株価下落でおそらく勝手に比率が下がってフェードアウトしていっているのでしょう。