DCダイワ新興国株式ファンダメンタル・インデックス 実質コストが1.46%に低下
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DCダイワ新興国株式ファンダメンタル・インデックスファンドについて最低限知っておくべき3つのこと にてお伝えしたDCダイワ新興国株式ファンダメンタル・インデックスファンドの第2期運用報告書がUPされました。
実質コスト、売買高比率、トラッキングエラーを確認します。
DCダイワ新興国株式ファンダメンタル・インデックスファンド 第2期運用報告書

annual report proposal / Andrea Balzano
費用明細
費用明細(1万口当たり)
信託報酬額 72円
売買委託手数料 12円
有価証券取引税 2円
保管費用等 54円
合計 139円
実質コスト(トータルコスト)は 約1.46% (=信託報酬 0.756%×139/72)
売買高比率
売買高比率 = 期中の株式売買金額 / 期中の平均株式組入株式時価総額 = 0.45
運用実績
今期騰落率は -19.2% (ベンチマーク -17.8%)
分配金0円。
これより、指数(FTSE RAFIエマージングインデックス)との乖離(トラッキングエラー)は -1.4%
まとめ

Fundamental Solution / shonk
前回との比較
第1期と第2期の実質コスト、売買高比率、トラッキングエラーを比較します。
運用報告書 | 実質コスト | 売買高比率 | トラッキングエラー |
---|---|---|---|
第1期 | 2.17% | 1.72 | -4.3% |
第2期 | 1.46% | 0.45 | -1.4% |
第2期では、第1期に比べて実質コストと売買高比率が大きく改善し、その結果、トラッキングエラーも改善しています。
(インデックスファンドとしては高めのコストです)
ファンダメンタル・インデックス
DCダイワ新興国株式ファンダメンタル・インデックスファンドは、ファンダメンタル・インデックスであるFTSE RAFIエマージングインデックスに連動することをめざしています。
FTSE RAFIエマージングインデックスは、企業の財務データ(売上高、キャッシュフロー、株主資本、配当)を元に算出される指数です。
ファンダメンタル・インデックスは、従来の時価総額比型のインデックス運用よりも、どうしても頻繁なリバランスが必要となり売買高比率やコスト(税金含む)がかかります。
実質的にはインデックス運用ではなく、アクティブ運用に近いです。
時価総額比タイプの市場平均を超えるのはかなり難しいですが、前回よりもコストは下がっています。
今後のファンダメンタル・インデックスについても動向をチェックしていきます。
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第3期の運用報告書から実質コスト、トラッキングエラー等をチェックしました。
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[2013.12.11追記]
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[2014.08.24追記]
D-I’s インデックスシリーズ ファンダメンタルインデックス含む8ファンドまとめ
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