2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

MSCIとFTSE 2つの新興国株式指数のベンチマーク構成国比較

CATEGORY新興国株式
UAE
UAE Picture 2009 July / Masaru Kamikura


バンガード 低コスト化に向け22ファンドのベンチマークを変更へ にて、新興国株式市場全体に投資するMSCI・エマージング・マーケッツETF(VWO)のベンチマークがMSCIエマージング・マーケッツ・インデックスからFTSEエマージング・インデックスに変更されることをお伝えしました。

両ベンチマークの構成国の違いを確認します。


MSCIエマージング・マーケッツ・インデックスとFTSEエマージング・インデックスの構成国比較

 FTSE FACTSHEET FTSE Emerging Index (2012/9/28) (PDF) 

MSCIエマージング・マーケッツ・インデックスは21ヶ国、FTSEエマージング・インデックスは22ヵ国構成です。


 構成国MSCIエマージング・
マーケッツ・インデックス
FTSEエマージング・
インデックス
 中国 17.8% 16.7%
 韓国 15.0% -
 ブラジル 14.9% 16.1%
 台湾  10.9%13.2%
 南アフリカ7.8%10.6%
 ロシア6.3%9.6%
 インド6.2%6.8%
 メキシコ4.7%5.9%
 マレーシア3.5%4.9%
 インドネシア3.0%3.3%
 タイ1.9%2.6%
 チリ1.8%2.5%
 ポーランド1.4%1.5%
 トルコ1.2%1.9%
 コロンビア1.0%1.1%
 フィリピン0.7%1.0%
 ペルー0.7%0.5%
 エジプト0.3%0.5%
 チェコ0.3%0.4%
 ハンガリー0.3%0.4%
 モロッコ0.2%0.04%
 UAE0.34%
 パキスタン0.12%



まとめ

MSCIエマージング・マーケッツ・インデックスに対し、FTSEエマージング・インデックスは、15%の比率を占めていた韓国が抜け、そのかわりにUAEとパキスタンの2ヶ国が入っています

MSCIでは新興国株式に分類される韓国は、FTSEでは先進国株式に分類されているためFTSEエマージング・インデックスには含まれていません。

また、FTSEでは新興国株式に分類されているUAEとパキスタンは、MSCIではフロンティアマーケット市場に分類されています。

ベンチマークの構成国には違いがありますが、それほど気にする必要はなさそうです。

今後もベンチマークについては内容をチェックしていきます。


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