iShares海外ETF 6本のコスト引き下げと4本のETFを新規設定
CATEGORYその他ETF

iShares / Chris Hunkeler
ブラックロック社が、iShares S&P 500 Index Fund ETF (IVV) など6種類の海外ETFのエクスペンスレシオを引下げ、4本の低コストETFを新規設定します。
(エクスペンスレシオは、「ファンドの平均資産残高に対する運用その他の経費の比率(%)」ですので日本での信託報酬に相当します。)
既に皆さんが記事にされています。
関連エントリ
海外ETFのiShares、信託報酬値下げ&新ETF立ち上げ | 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)
【低コスト】iShares、Core ETF シリーズを新設【アフォルダー向け】 | HYIP de orz
iSharesコアMSCIエマージング・マーケットETF(IEMG)が設定 | ホンネの資産運用セミナー
ブラックロックETF 6本のETFのコスト引き下げ & 4本のETFを新規設定
iShares to Launch Core Series ETFs for Long-Term Buy-and-Hold Investors
IndexUniverse iShares Cuts Fees On 6 Funds, Unveils 'Core'
表の中で色を付けた箇所が変更されるところです。
上の6本はコスト引き下げ、下の4本は新規設定となります。
名称や略称、ベンチマークが変更されるETFもあります。
ETF名 | 略称 | エクスペンスレシオ | インデックス(指数) | |
---|---|---|---|---|
旧 | 新 | |||
iShares Core S&P Total U.S. Stock Market ETF | ITOT | 0.20% | 0.07% | S&P1500インデックス (米国株式) |
iShares Core S&P 500 ETF | IVV | 0.09% | 0.07% | S&P500インデックス (米国株式) |
iShares Core S&P Mid-Cap ETF | IJH | 0.21% | 0.15% | S&P MidCap 400 インデックス (米国株式) |
iShares Core S&P Small-Cap ETF | IJR | 0.22% | 0.16% | S&P SmallCap 600 インデックス(米国株式) |
iShares Core Total U.S. Bond Market ETF | AGG | 0.10% | 0.08% | Barclays U.S. Aggregate Bond インデックス(米国債券) |
iShares Core Long-Term U.S. Bond ETF | ILTB | 0.20% | 0.12% | Barclays U.S. Long Government/Credit Bond インデックス (米国債券) |
iShares Core MSCI Total International Stock ETF | IXUS | - | 0.16% | MSCI ACWI ex USA Investable Market インデックス (全世界株式(米国除く)) |
iShares Core MSCI Emerging Markets ETF | IEMG | - | 0.18% | MSCI Emerging Markets Investable Market インデックス(新興国株式) |
iShares Core MSCI EAFE ETF | IEFA | - | 0.14% | MSCI EAFE Investable Market インデックス(先進国株式(北米除く)) |
iShares Core Short-Term U.S. Bond ETF | ISTB | - | 0.12% | Barclays U.S. 1-5 Year Government/Credit Bond インデックス (米国短期債券) |
ブラックロック社 iSharesシリーズも低コスト化へ
バンガード社の海外ETFの低コスト化に対抗して、ブラックロック社も対抗してきました。
関連記事
低コストのバンガードETFがさらなるコスト引下げを実施
バンガード 低コスト化に向け22ファンドのベンチマークを変更へ
大きくコストが引き下げられるETFもあり、本気度が伺えます。
コスト引き下げは、その分確実なリターンの引き上げとなるため、投資家としては大歓迎です。
特に新規設定されるiShares Core MSCI Emerging Markets ETF(IMEG)は、エクスペンスレシオがなんと0.18%です。
バンガード・MSCI・エマージング・マーケッツETF(VWO)のエクスペンスレシオは0.20%なので、明らかにVWOを意識したコスト設定です。
ここまで超低コストで新興国株式全体に1本のETFで投資できるのは大変魅力的です。
今後もシェア争いにより、さらなる低コスト化に期待しています。
記事更新をお知らせできるRSS情報を、お使いのRSSリーダーに登録いただけるとうれしいです。
以下から簡単に登録できます。

Facebookでも記事更新をお知らせしています。
インデックス投資日記@川崎 Facebookページ
- 関連記事
-
-
グローバルX S&P500配当貴族ETF(2236) 信託報酬0.275%(税抜)で東証に上場へ 2023/01/04
-
上場インデックスファンド米国株式(ダウ平均)為替ヘッジなし 信託報酬最安のダウ平均ETFが上場 2022/12/16
-
iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF、 iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF(為替ヘッジあり)の信託報酬が引下げへ 2022/11/07
-
米国株式(S&P500)25%、米国国債75%の比率で投資する初のマルチアセットETFが設定へ 2022/09/08
-
MAXIS米国株式(S&P500)上場投信、 MAXIS米国株式(S&P500)上場投信(為替ヘッジあり)の信託報酬が引下げ 2022/03/15
-
国際のETF VIX短期先物指数 (1552)が繰上償還にむけた書類決議へ 2021/12/02
-
NEXT FUNDSシリーズ NASDAQ-100ETF(1545)とNYダウ30種ETF(1546)の信託報酬が引下げ 2021/10/27
-
MAXISトピックス・コア30上場投信などMAXISシリーズのうち4本のETFが繰上償還決議へ 2021/06/18
-
NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信(1306) 純資産14兆円超により信託報酬は0.063%に低下 2021/01/05
-
MLPは高配当かつ石油価格にも左右されにくいなど調子のいい宣伝文句に注意 2020/12/08
-