全米最大の年金基金 カルパースの資産配分(2012年8月末)
CATEGORYカルパース

全米最大の年金基金であるカリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)の資産配分比率情報が更新されていました。
カリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)の資産配分(2012年2月末時点) | 投資家が参考にできることの資産配分情報を更新します。
カルパースのアセットアロケーション 2012年8月末時点
CalPERS Asset Allocation (英語) ⇒ リンク切れ
各資産の()内は、2011年7月設定の目標配分比率です。
AIMは、現在はPrivate Equityと記載されており、ヘッジファンドや非上場株式に投資されています。
以前のカルパースの分類のままの表記にしています。
考察
世界全体の株式に49%、非上場株式14%の計63%が株式クラスに割り当てられています。
やはりある程度のリターンを狙うには値動きの大きい株式クラスをポートフォリオの主力にするべきです。
伝統的資産クラスの一つである債券にも18%を割り当てています。
資産全体の安定のためにも、結構な割合が債券クラスに投資されています。
不動産には9%とメインアセットではなくても比較的多めに組み入れられています。
REITではなく現物の不動産への投資のようです。
他はほんの数%程度を、森林・インフラやコモディティ(商品)などに振り分けています。
これは巨大な資金を運用するカルパースならではですので、個人投資家は投資できないクラスも多く、また特にまねる必要は感じません。
妙なヘッジファンドや複雑な仕組みのファンドには手を出さず、シンプルに世界の株式、債券、不動産に幅広く投資する手法を取ればそれで十分と考えます。
関連記事
[2015.05.22追記]
カルパースの資産配分(2015年5月) ヘッジファンドから資金引上げ中
[2016.02.17追記]
カルパースの資産配分(2015年9月) ヘッジファンド比率を撤退に向け縮小中
[2022.05.16追記]
カルパースが目標ポートフォリオを見直しました。
カルパースの新資産配分 5%のレバレッジをかけ、私募債にも新規に投資へ
- 関連記事
-
-
カルパースの新資産配分 5%のレバレッジをかけ、私募債にも新規に投資へ 2022/05/16
-
カルパースの資産配分(2019年10月) 基本資産配分はシンプルな構成へ 2019/10/24
-
米国2位の公的年金CalSTRSがMSCI ACWI低炭素インデックスファンドに投資へ 2016/08/10
-
カルパースの資産配分(2015年9月) ヘッジファンド比率を撤退に向け縮小中 2016/02/17
-
カルパースの資産配分(2015年5月) ヘッジファンドから資金引上げ中 2015/05/22
-
全米最大の年金基金 カルパースの資産配分(2012年8月末) 2012/10/25
-
カリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)の資産配分(2012年2月末時点) | 投資家が参考にできること 2012/05/24
-
カルパースの資産配分 (2011年6月末) 2011/09/19
-
カルパースの資産配分状況 (2009年5月) 2009/05/23
-