2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 (2012年12月)

実質コスト分析
Image: FreeDigitalPhotos.net


SMTインデックスシリーズ(第5期2012年11月決算)の最新の実質コスト が判明したため、低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 も更新します。

今回の更新の結果、SMTインデックスファンドは、日本株式、日本債券、先進国株式、先進国債券、新興国債券の5クラスで実質コストが最も低コストになりました。



年金積立、SMT、eAMXIS、インデックスe、Funds-i、ニッセイ  実質コスト比較 (2012年12月版)

実質コストとは、信託報酬+(運用報告書に記載されているその他費用)の合計コスト(=実際にかかったコスト)です。
以下比較表にて、最も実質コストが低いものに色を付けています。

年金積立の海外新興国株式と海外新興国債券は、信託報酬を引下げてからまだ運用報告書が発行されていないため、引下げ後の信託報酬で計算した実質コストを予測値として()内に併記しました。


 資産クラス  実質コスト(%)  ()内は次回決算時予測値
年金積立 SMT
(旧STAM)
 eMAXISeシリーズ
(旧CMAM)
Funds-i ニッセイ
 日経225 0.650.39
 0.43 -0.420.27
 TOPIX 0.66 0.39 0.42 0.390.42 -
 日本債券0.48 0.39 0.42 0.400.42DC専用
 先進国株式 0.93 0.58 0.67 0.590.62 -
 先進国株式
(為替ヘッジ)
1.35 - - - - -
 先進国債券0.73 0.55
 0.64 0.560.59 -
 先進国債券
(為替ヘッジ)
0.73 - - - - -
 新興国株式 1.16
(0.81)
 0.93 1.00 -0.84 -
 新興国債券1.44
(1.08)
 0.78 0.89 -0.85 -
 新興国債券(為替ヘッジ)  - - - - 0.65 -
 日本REIT - 0.450.42 -0.42DC専用
 先進国REIT - 0.75 0.72 -0.67 -
 全世界株式 - - 0.74 - - -
 8資産均等型 - - 0.66 - - -
 波乗り型 - - 0.61 - - -


各インデックスファンドシリーズの直近の運用報告書とその実質コストについての記事は以下になります。
 SMTインデックスシリーズ(第5期2012年11月決算) 実質コスト
 eMAXISインデックスシリーズ全12ファンドの実質コストまとめ
 CMAMインデックスe 全4ファンド実質コストまとめ (2012年3月版)
 野村インデックスファンドFunds-i 全10ファンドの実質コスト更新




まとめ SMTインデックスシリーズが基本4資産全てで最安コストに

なんといっても、SMTインデックスシリーズが、日本株式、先進国株式、先進国債券で最安コストになったことが大きいです。

日本株式(TOPIX)、先進国株式、国内債券、先進国債券の基本4資産クラスは、信託報酬の低さからインデックスeシリーズが実質コストが最も低コストでした。
今回、ついに日本債券、先進国株式、先進国債券クラスは、SMTインデックスがわずかですがコストが低くなっています。
TOPIXも、日本株式インデックスeと並んで最安コストになっています。

誤差の範囲内ですが、やはり SMTインデックスシリーズが信託報酬を引き下げた ことが効いています。

また、SMT新興国債券インデックスが実質コストが大きく下がり、最安コストになったことも評価できます。
新興国株式やREITは、Funds-iが最も実質コストが低いです。
野村側の低コストインデックスファンドを切り捨てている前科から、途中償還されるリスクには注意が必要ですが、運用自体は優秀です。




補足 投信マイレージサービスの利用でさらに低コスト投資が可能

さらに、証券会社毎の投信残高から一定の比率でキャッシュバックされることまで考慮すると、現在はSBI証券が一番有利なため、私はSBI証券をメインに利用しています。

SBI証券でファンドを保有すると年0.1% (残高1000万円以上では年0.2%)のポイントキャッシュバックがあり、実際にかかるコストは、上記表の数値からその分さらに下がります。

詳細は、投資信託購入はSBI証券が1番 証券会社のポイント還元比較 をご覧ください。




おわりに

コストはリターンを確実に下げる要因となるため、定期的なチェックが必要です。

今後も、良い意味で競争してもらい、我々個人投資家も「良いものは良い」と発信することで、さらなる低コスト化に期待しています。

純資産総額の増加により、次第にコストは下がってきており、個人投資家にはうれしい限りです。

今後も実質コスト比較表は、各ファンドの運用報告書が発行され次第、随時更新します。


 [2013.01.19追記] 実質コスト比較表を更新しました。
 SMT、eMAXISインデックス等6シリーズ実質コスト比較 (13年1月)

 [2013.03.09追記] 実質コスト比較を最新版に更新しました。
 SMT、eMAXIS、eシリーズ、Funds-i、年金積立等実質コスト比較

 [2013.06.12追記]
 低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 (2013年6月)

 [2013.11.09追記] 実質コスト一覧表を更新しました。
 低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 (2013年11月)

 [2013.12.14追記]
 低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 (2013年12月)

 [2014.01.19追記] 年金積立インデックスシリーズの実質コストを更新しました。
 低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 (2014年1月)

 [2014.03.07追記]
 低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 (2014年3月)

 [2014.06.08追記]
 低コストインデックスファンドの実質コスト完全比較 (2014年6月)

 [2014.12.28追記]
 低コストインデックスファンドの実質コスト完全比較 (2014年12月)

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COMMENTS

6Comments

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レバレッジ君

No title

いつも情報ありがとうございます。

eMAXISに殆ど色がついていないのが、意外でした。

  • 2012/12/11 (Tue) 21:39
  • REPLY

kenz

>レバレッジ君さん
eMAXISは3月決算なので少し他ファンドより情報が古くて不利なこともありますが、特に信託報酬引下げなどのニュースもなく残念です。
競合ファンドがコストを下げてくる中、どういう戦略を取るのかに興味があります。

インデックス初心者

No title

多彩な情報、早いデータ更新をいつも参考にしております。

よく見ると日本債券クラスもSMTが最低コストですね。
REITはSMTが三社の中で最も高コストですが、
eMAXISの場合、信託財産留保額が0.3%のため最終的には同等なのでは?
と思い選択に迷っております。
野村は過去の記事や他のブログを拝読していると躊躇してしまいます。

  • 2012/12/11 (Tue) 22:59
  • REPLY

kenz

ご指摘ありがとうございます

>インデックス初心者さん
ご指摘ありがとうございます。
日本債券クラスはSMTインデックスが最もコストが低く、しかもTOPIXも1位タイだったので、比較表と文章を修正しました。

eMAXISもそれほど差もないので、あまり気にしないで良いと思っています。
私も新興国株式クラスはeMAXIS新興国株式インデックスを主力としています。

Funds-iは魅力的ですが、いまいち信用していない私です。

Werder Bremen

各社、運用方針の違い???

新興国株式ですが・・・。勿論、組入銘柄数も各社で違うでしょうが・・・。その他、指数から乖離しそうな要因を見つけました。
http://www.smtam.jp/fund/pdf/_id_140841_type_r.pdf

http://www.nomura-am.co.jp/fund/annual_gen/R1140516.pdf

http://maxis.muam.jp/pdf/unyou/250944/250944_20120229.pdf

注目はアメリカ市場のADRです。三井住友、野村は8%前後。三菱は20%くらい。米国でADRで買うのと、本国で直接買い付けるのとは時差もあるは為替レートを掛けたときも”差”がでるだろうね?売買手数料も証券保管手数料も米国と新興国では違いが出るだろうし。それと三井住友、米国ADRを見たら期首と期末で”穴”が結構あるね?ADR⇒本国直接買付けに切り替えた気配?

  • 2013/01/27 (Sun) 02:56
  • REPLY

kenz

>Werder Bremenさん
列挙いただいている要因全てが各社が良いと思っている指数連動のための運用方針ですので、投資家は結果としての騰落率をチェックしていれば細かいところは任せておいて良いと思っています。
(リターン向上につながるわけではないので)

インデックス投資ナイトでのお話しでもそのあたりはかなり大変そうでした。

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  • 基準って変えづらい
  • 先週友人達と忘年会を行いました。 繁華街にある居酒屋で普通に飲み食いしたのですが、会計時に驚いたのがその値段の安さ。 1人たったの2500円でした。 安い店を選んだからなの
  • 2012.12.13 (Thu) 07:03 | ちんあおの小さなお金のブログ
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